サッカーにおいて12歳まで優先するべきこと- コーディネーションとテクニック

ビギナー指導者

こんにちは。

今回は、12歳以下のサッカー選手が優先的に学ぶべきことについて考えていきます。

サッカーには、さまざまな要素があります。

テクニック、戦術、フィジカル、メンタル、人間性。

全てをトレーニングする必要がありますが、年代に応じて優先的に取り組むべきことがあります。

私は、スペインのマドリッドでサッカー指導者として活動して6シーズン目を迎えます。

過去には、スペイン1部リーグのセカンドチームのスタッフとして活動をした経験もあります。

また、UEFA(ヨーロッパサッカー協会)のサッカー指導者ライセンスも保持しています。

そんな私が、12歳以下のサッカー選手が優先的に取り組むべきことについて話していきます。

優先するべきは「コーディネーション」と「テクニック」

結論から言います。

12歳以下のサッカー選手たちが優先的に学ぶべきことは、「コーディネーション」と「テクニック」です。

なぜか?

それは、運動神経に関する神経系は12歳ごろまでにほぼ 100 % 発達するからです。

運動神経:体や内臓の筋肉の動きを指令するために信号を伝える神経の総称。
*参照:Wikipedia

簡単に言うと、「体をこう動かしたい」と思った時に、自分が思ったように体を実際に動かせるかどうかと言うことです。

例えば、左右で同じように体を動かせるかどうかです。

サッカーで考えてみると、右足と左足をほぼ同じレベルで使うことができるかどうかです。

「コーディネーション」と「テクニック」の説明

コーディネーション

サッカーにはさまざまな要素があると冒頭で言いました。

テクニック、戦術、フィジカル、メンタル、人間性。

「コーディネーション」は、この中のフィジカルに分類されます。

フィジカルの中には、「コーディネーション(Coordinación)」「筋力(Fuerza)」「持久力(Resistencia)」「スピード(Velocidad)」「柔軟性(Flexibilidad)」があります。

コーディネーションとは、体を適切に使える能力のことを言います。

さまざまな動きを通して、自分の思うように体を動かせるようになることを目指しましょう。

テクニック

「テクニック」とは、ボールを使うサッカーのアクションのことを言います。

テクニックは、攻撃と守備に分けることができます。

それぞれの局面におけるサッカーのテクニックは次のようになります。

攻撃守備
シュート、運ぶドリブル、仕掛けるドリブル、パス、コントロール、ボールキープタックル、クリア、インターセプト

攻撃に比べて、守備のテクニックの数は少ないです。

なぜなら、守備はチームがボールを持っていない時の局面だからです。

なので、ボールを使うアクションであるテクニックの数は、守備の局面においてはおのずと攻撃より少なくなります。

これだけをやれば良いわけではない!

指導者
指導者

OK!

じゃあ、とにかく個人にフォーカスだね!

1対1やフェイント、お団子サッカーになってもでもとにかくボールを扱う技術にフォーカスだ!

違います!

コーディネーションやテクニックは、「優先するべきこと」であって、全てではありません。

では、どのようにトレーニングするべきか?

サッカーの戦術と関連させながらトレーニングしましょう。

ここで、私が受講したUEFA(ヨーロッパサッカー協会)のサッカー指導者講習会の一部資料を紹介します。

この資料は、12歳までの各年代における、取り組むべきサッカーの要素の割合を示したものです。

*戦略:状況(勝っている負けているなどの試合の流れ)や相手チームの戦い方に応じて何をするべきかを考えること。

この資料を通して、3つのことを話します。

①コーディネーションの割合

コーディネーションに取り組む割合は、年齢が上がるにつれて減っています。

逆に言うと、年齢が下であればあるほど、コーディネーションの向上に取り組むことは大事と言えます。

②テクニックと戦術は関連付けされている

資料では、サッカーの要素を3つに分類しています。

「コーディネーション」、「テクニック・戦術」、「戦略」の3つです。

ここで注目してもらいたいことは、テクニックと戦術が同じ分類になっていると言うことです。

つまり、テクニックと戦術は関連付けされています。

例えば、ドリブル1つとっても、いつ・どこへ・どのようなドリブルをするのか、またそれはなぜなのかを理解しなくてはいけません。

ボールを扱う技術は重要ですが、それだけでは充分とは言えません。

なぜなら、サッカーはチームスポーツであり、個人スポーツではないからです。

③全ての要素をトレーニングする

そして最後に、大事なことは、全ての要素をバランスよくトレーニングすると言うことです。

資料からもわかる通り、どの年代のどの要素においてもゼロ% はありません。

年代に応じて、優先するべき要素はありますが、サッカーの全ての要素を継続的にトレーニングしていく必要があります。

まとめ

今回は、12歳以下のサッカー選手において、優先的に取り組むべきサッカーの要素について話してきました。

12歳以下という年代にフォーカスした理由は、この年代と他の年代では運動神経の発達に大きな違いがあるからです。

運動神経が発達するこの年代においては、「コーディネーション」「テクニック」の向上に、より焦点を当てましょう。

ただし、注意しなくてはいけないことは、「これだけをやれば良い」と言うわけではないことです。

あくまで、優先的に取り組むべきが「コーディネーション」「テクニック」であって、戦術やメンタル、人間性、コーディネーション以外のフィジカルの要素も継続的に取り組んでいかなくてはいけません。

指導者の人たちは、練習メニューを考える際、実際に指導する現場で、これらのことを是非考慮してみて下さい。

参考までに、私が考えた練習メニューを紹介して終わります。

*8-10歳対象サッカー練習メニュー例①

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