今回の記事は「サッカー協会関係者」や多くの「サッカー指導者」に向けた内容です。
- 日本サッカーがより良くなるためには何が必要なのか?
- スペインサッカーにあって、日本サッカーにないものとは?
今回の記事では、これらの疑問に答えていきます。
私は、日本のサッカー専門学校を卒業した後、スペインのマドリッドで5年以上サッカー指導者として活動しています。
スペイン現地のサッカー指導者ライセンスを保持し、プロクラブでの指導経験もあります。
そんな私が、日本サッカー界をスペインという外から見た時に考える、日本サッカーに必要なことについて話します。
リーグ戦をバンバンやりましょう!
日本サッカーをより良くするために私が提案することは1つです。
「リーグ戦を大事にしましょう!」
ということです。
これは、スペインにあって日本にないものです。
スペインでは、年間を通じて行われる公式戦は全てリーグ戦です。
ここでいう公式戦とは、サッカー協会主催の試合のことを示します。
プレシーズンやリーグ戦休止期間、限られたチームにおいてはトーナメント形式の大会が開催されますが、年間を通じたメイン活動はスペインの場合リーグ戦となります。
リーグ戦のメリット
- なぜリーグ戦を大事にするのか?
- なぜリーグ戦を行うことが日本サッカーをより良くすることにつながるのか?
年間を通して公式戦の試合数を確実に確保することができる!
これがリーグ戦を開催する最大のメリットです。
当たり前ですが、練習試合と公式戦は異なります。
競技レベルを高めるためには、公式戦を定期的に行うことが必要です。
しかし、これはトーナメント形式の大会では叶いません。
なぜなら、トーナメント形式の大会では負けたらもう次の試合がないからです。
日本サッカーの現状
日本サッカーにおける主要な大会は、トーナメント大会です。
全国高校サッカー選手権大会が一番わかりやすい例でしょう。
一方で、リーグ戦の普及も進んでいます。
ただし、リーグ戦への参加チームは少ない上に前半戦だけを行うものがほとんどで、あくまで選手権などのトーナメント形式の大会がない期間に行う小規模なものがほとんどです。
これは、部活動という日本の文化が大きく影響しているでしょう。
「トーナメント形式の大会を行うな!」と言うわけではありません。
ただし、リーグ戦とトーナメント形式の大会における各チームの試合数の試合に目を向けてみて下さい。
そして、どちらの方が日本サッカー界全体の競技レベルを高めるために必要かを、まずは考えてみて欲しいのです。
おまけ:スペインのリーグ戦環境を知ってみて下さい!
フットボールチャットでは、インスタグラムを通して、スペイン現地のリーグ戦環境について発信しています。
私は、現在スペインのマドリッド州の街クラブでサッカー指導者として活動しています。
私の活動の様子から、「リーグ戦ってこんな感じなんだ」「スペインではこういう風にやっているんだ」とリーグ戦のある環境に興味を持っていただければと考えています。
是非、インスタグラムの方もチェックしてみて下さい。
まとめ
今回の記事の内容をまとめます。
フットボールチャットでは、サッカー指導者がサッカーについて学べる環境を提供します。
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